白露を過ぎて.

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ここ数日で,アトリエの日除けに使っている西洋朝顔が咲き始めた!
亀の歩みほどの季節の移行にも敏感に反応したらしい…,勤勉だと思ふ. 見習わなければ…. (^^;


連日,今夏の気象状況を伝える声が聞こえてくるが,ふと自分の子ども時代を考えると錯覚ではなくて,
このような暑さはなかったように思う. でも毎年少しずつ 「緯度が下がってきている」 と感じる状況がこのまま加速すると
小生よりも若い世代たちには,それが当たり前になってくるので,その心の準備をしたい.

暑くなれば,当然植生やそれを捕食する生物も同時に変化するので,その末端にいる人間の食生活が変わる.
「食生活=味覚」 は,その地域の人々の生活や性格,思考に強い影響を及ぼすので,当然文化も変わっちゃう.

寒いところで文学は生まれ,暑いところで音楽は生まれるという大雑把な括りで言えば,
「五七五」 という感覚は薄れ,「サンバ・ボサノバ」 のリズムの方が感覚的に楽になるかもしれない.

「神坂雪佳」 のような風合いでなく,「ゴーギャン」 のようなタッチの絵がしっくりくるかもしれない.

和装はもちろんのこと,洋服よりも 「タイパンツ」 の方が過ごしやすくなるかもね. (^^
家人が,「ギョサン」 が欲しいと言っている….

その様々な変化に晒された日本人ひとりひとり,それを好しとするか,過去のDNAを信じるかは
政治でも流行でもなく,個人の裁量に委ねられているわけだが,これからのDNAを決めていく岐路に
今まさに来ていることだけは間違いないと思う.

今の日本人の生き方は,その変化を概ね受け入れる方針らしいので,「米」 や 「和服」 など異文化を
軽快に変化し,オリジナルより洗練させてきた日本人の能力がまだ健在ならば,それも杞憂に終わるというもの.
健在ならば….

でも一方で小生など往生際が悪いので,先日の夕餉に,お初のサンマへかぼすを絞って頂いた旨さが忘れられない.

この夏,15屋最年少が水遣りを頑張ったホウセンカに,最近花がつき始めた.
綺麗だなと思ふ. (^^

明日はどっちだ…! (by Joe)

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