遅まきながら「のだめカンタービレ」TVを見ています. (^^
この正月の特番も見逃している小生.
でも先日,何となく東村山のTSUTAYAで2巻と4巻5巻を借りました.
頭からでないのと,巻が飛んでいるのはその特番の煽り… .(-_-)
第4話は評判通りよかったです.(ブタネコさん参照) ベートーベンの7番が,よく街中で聴こえたのも理由がわかりました.
7話8話のおなら体操も最高. (^^
飯塚守さんが編集で絡む作品は,リズミカルで繋ぎの安定感がいいものばかり.
上野樹里さんの相変わらずのカメレオンぶりも楽しかったです.
でも8話でブラームスの1番が出てきて,このドラマの見え方が少し変わりました.
ブラームス:交響曲第1番
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
フルトヴェングラー
ポリドール 1997-08-06
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1994年と言えば,以前 「未来は今」 のところでも触れましたが,小生にとってエポックな年.
その年に偶然見たPMFの紹介番組で,世界中から集まってきた若き音楽家たちが最後に演奏したのが,このブラ1でした.
そして,その練習シーンの若きオケと指揮者マイケル・ティルソン・トーマスとのやり取りを見て,軽い衝撃を覚えたのを
思い出します. つまりそこでの風景は,小生の思い浮かべていた “演出” そのものだったからです.
どの映像演出に関する本を読んでも,あるいは人の話を聞いてもピンとこなかったものが,これで一機に光りが見えた
感じがしました. その勢いで,ずいぶんと指揮者や編曲関係の本を読みましたが,その後に再度,黒澤明監督の「蝦蟇の油」を
読んだら,この本だけはいくつも合点がいったものです. (^^;
それまでのドヨドヨが嘘のように晴れて,匍匐ではあるものの前へ進み始めた感じがして,そして今日まで来ました.
あれからまた長い月日が流れましたが,映像関連の人々の発言にはピンとこないものの,音楽,料理,染め織り,
山岳の世界の人たちの言葉には演出に翻るものが多々あることに未だ変わりません.
ブラームス:交響曲第1番
サイトウ・キネン・オーケストラ
小澤征爾
ユニバーサル ミュージック 2000-04-26
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今このサイトウキネンのブラ1を聴きながら書いています.
「のだめ~」には出てきませんでしたが,第4楽章の序奏第二部から第一主題にかける有名な旋律は
何度聴いてもシンプルで美しく思います.
そして劇中,千秋が最後のフレーズにタクトを振り下ろし,演奏を終えた光景を見て,ふと94年の自分を思い出し,
また小生がこの曲から得た副産物と似た感覚を千秋も覚えたのではと軽い錯覚を交えつつ,思わず恥ずかしくなりました… . (^^;
TVでは,第一楽章序奏のティンパニの強打で始まるくだりを「絶望」と解釈している旨のセリフがありましたが,
これをマイケル・ティルソン・トーマスは「切望」と解釈していたのが印象的で覚えています.
また彼が,緊張から硬い演奏を続ける若いオケに “Freiheit!” と言いながらタクトを振るシーンがありました.
ご存知の方も多いと思いますが,ドイツ語で「自由に」という意味ですね.
その言葉の意味よりも,絶妙なタイミングと表情でそれを言った指揮者の声が今も励みになっているのだと
改めて反芻した想いがします. 「のだめ~」恐るべし… .
小正月を前に,おなら体操がかなりお気に入りな今日この頃.
拙ブログにコメントありがとうございました。^^
「のだめ」はクラシックをラフに身近に感じられる 良いドラマだと思います。
> ブタネコさん
おはようございます.わざわざのお越しありがとうございます.
敷居を低くしつつ,その高尚さも伝わる楽しいドラマですね.
小出さんのハイテンションが楽しみ.(笑)
初めまして。
地元が同じで、ブタネコさんのブログで前から気になっていました。
もし、のだめの初回が見たいのでしたら、ただでもお貸しします。
DVD-BOXを持っているので。
どうかご連絡ください。
お友達になりたいです。
> 龍女さん
初めてごあいさつさせていただきます. ようこそお越しくださいました.
ブタネコさんのサイトでお名前は存じておりました.(笑)
「のだめ~」は何とか無事にゲットいたしました! お心遣いありがとうございます.面白かったですね.
そうですか,東村山市民ですか! 以後,末永くご愛顧のほど何卒よろしくお願いします.
龍女さんのサイトもゆっくりと拝見させていただきますね.