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	<title>salon de 15屋 &#187; 恋愛映画</title>
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	<description>末永くどうぞ，ごひいきに …</description>
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		<title>映画館って知ってる？</title>
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		<pubDate>Sat, 04 Sep 2010 06:18:38 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[午前十時の映画祭 http://asa10.eiga.com/ 今年の初めからすでに始まっているので，もう半分以上のプログラムが終わってしまっていますが， 年末，年始までのラストスパート，今からでも見ることのできるものを 恋人，夫婦，家族， そしてもちろんがっぷりお一人でもぜひぜひ足を運んでみませんか？ PRのVを見ただけでウキウキしてくるね！ &#8220;カサブランカ&#8221; > ボギー！ オレも漢(おとこ)だ !! あんたの時代はよかった&#8230;． (＾＾； &#8220;アパートの鍵貸します&#8221; > フローズン・ダイキリを「冷えたダイキリ」と訳す． ジャック最高，シャーリーかわいい！ &#8220;雨に唄えば&#8221; > 映画ってほんとにいいもんですね！ by haruo &#8220;アラビアのロレンス&#8221; > 地平線に人いっぱい&#8230;，CG じゃありません． &#8220;エデンの東&#8221; > 虚構と現実の境目がなくなる芝居というものを体感しました． &#8220;お熱いのがお好き&#8221; > マンハッタンが飲みたくなる． &#8220;ゴッドファーザー&#8221; > 猪木ではない&#8230;． 朝起きて，馬の首が傍らにあったらどうしようかと思ふ． &#8220;ショーシャンクの空に&#8221; > 小生のケイタイアドレスには「ジワタネホ」を使っている&#8230;． &#8220;スティング&#8221; > ポール・ニューマン「フォー ジャックス！」に痺れます． 鼻の頭をこする仕草，いつかパクリたい． &#8220;太陽がいっぱい&#8221; > 元祖イケメンが見たいあなた． ニーノ・ロータの音楽とともによろめいてください． &#8220;大脱走&#8221; > ヒルツー ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！ &#8220;北北西に進路を取れ&#8221; > これってどうやって撮ってるんだろうというのが，未だにあります． &#8220;レインマン&#8221; > 呼応する芝居の典型として，今後も君臨するでしょう． &#8220;ローマの休日&#8221; > 告白 「イタリアの旅路，真実の口の前で私ゴーシュも あの写真 を撮りました」 &#8220;ニュー・シネマ・パラダイス&#8221; > 友達は顔つきで選び，敵は賢さで選ぶ．そしてこの映画はズルイです． 小生の15屋からは府中に見に行くのだけど，少し前は &#8220;ライトスタッフ&#8221; だった． 華々しいプロジェクトから一線を画し，テストパイロットに徹するサム・シェパード演じるチャックを見て 泣けない奴は男じゃない． d (-_^ &#8220;天井桟敷の人々&#8221; は見逃してしまった． 無念！ 昔，銀座文化で見たっきりだ． 東京付近にお住まいの方々． まだまだ見れます！ もちろん日本全国，いろいろな地域の方も !! TOHOシネマズ 府中 2010 09/04(土)～09/10(金) &#8220;十二人の怒れる男&#8221; 09/11(土)～09/17(金) &#8220;激突！&#8221; 09/18(土)～09/24(金) &#8220;ベン・ハー&#8221; 09/25(土)～10/01(金) &#8220;アラビアのロレンス&#8221; 10/02(土)～10/08(金) &#8220;眺めのいい部屋&#8221; 10/09(土)～10/15(金) &#8220;バベットの晩餐会&#8221; 10/16(土)～10/22(金) &#8220;クレイマー、クレイマー&#8221; 10/23(土)～10/29(金) &#8220;レインマン&#8221; 10/30(土)～11/05(金) &#8220;ニュー・シネマ・パラダイス&#8221; 11/06(土)～11/12(金) &#8220;映画に愛をこめて　アメリカの夜&#8221; 11/13(土)～11/19(金) &#8220;スティング&#8221; 11/20(土)～11/26(金) &#8220;明日に向って撃て！&#8221; [&#8230;]]]></description>
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		<title>15夜通信 / メロドラマの作り方</title>
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		<pubDate>Sat, 22 Mar 2008 13:21:00 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[ピーター・ギャラガー]]></category>
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		<description><![CDATA[P・ギャラガー / P・フォーク主演 キアヌ・リーブス バーバラ・ハーシー 原題「Tune in Tomorrow… 」 邦題「ラジオタウンで恋をして」 1991.11 日本公開 アメリカ(1990) 107min カラー / Ａビスタ by G-Tools 武蔵大和の駅前にある小さな小さなレンタル屋さん． しかしここを侮るなかれ．「VHS」にてたくさんのレアな映画が眠っている． 入口からカウンターの前を通り過ぎ，左手の角付近にこの映画はある… ． ピーター・フォークのコスプレ． 昔から伊達男なピーター・ギャラガー． そして若いキアヌ． これがこの映画のすべてです． (＾＾ オープニングのクレジットが，テキストではなく，カーラジオから流れる実況でされていくくだりは面白いですね． ビリー・ワイルダー監督の 「フロント・ページ」 を思い出します． キアヌ… ，W A K A I ！ 「月を追いかけて」 のショーン・ペンよろしく，しかしこちらは年上の女性にまっしぐらです． 駆け引きなどありません． でもそこに，気だるさや無理な感じが全くなく，非常に自然な感情の流れでついていけるのが， この映画の素敵なところです．そう言えばこの映画，「月を追いかけて」 のエリザベス・マクガヴァンが出ていますね． でもヒロインではないというのはネライなのかな？ 何か，そんな気がしてきました． 日本ではメロドラマというと 「この泥棒猫！」 みたいなものを想像しますが，清々しいメロドラマというのもありなのだと 思わせてくれます． でもやはりイケメンは外せないということか… ． (＾＾； 日本で映画を学ぶ人たちにとって，この映画はある意味，教科書的に用いることもできますよ． これほどの軽めの映画といえども，そこに流れる感情の流れは成熟しており，思ったことをただそのままセリフにして言ってしまう， 日本の昨今の貧弱なシナリオと演出とは一線を画すものですね． そしてピーター・フォーク… ，全開です！ 「構想の死角」「ロンドンの傘」「別れのワイン」「白鳥の歌」「逆転の構図」「祝砲の挽歌」「忘れられたスター」「さらば提督」… ， 結婚したら「うちのかみさんがねぇ…」と言うのだと心に決めておりました． 小池朝雄さんのお声 と H・マンシーニの名旋律！ しかし，この映画を見るにあたっては，その影を一切忘れましょう． (＾＾； その理由は以下の3点です． 1) まず吹き替えでないこと… 見ている間はコロンボの記憶を隠蔽することにしました． 2) そしてかなりアグレッシブに芝居をしていること これもじきに慣れます． 3) メイドのコスプレをすること 癖になります．そして，メイド以外にも様々なコスプレが出てきます． 結果として小生は，コロンボだけでなく，ピーター・フォークそのものが好きなのだとわかりました． d (-_^ さらにこの映画，我らがピーター・ギャラガーが出ています！ 例によって伊達男，例によってスーパー脇役です． しかも絵に描いたような「P・ギャラガー」モードなキャラで出演しています． 「未来は今」 の棒タイを軽く外した状態で歌う甘い声にシビレマス． そして何といっても 「THE O.C.」 ですね． シーズン１はかなりハマリマシタ． こんなにいっぱいセリフがあるピーター・ギャラガーに会えるとは… ． (＾＾； あの濃い眉毛と抜群の声質． 小生の大好きな役者さんなのです． この 「ラジオタウン…」 では 「The P・ギャラガー」 という感じの役ですので，ぜひお見逃しのないようによろしくお願いいたします． (＾＾ この 「Ｗピーター」 ですが，これにピーター・フォンダを足して 「トリオ・ザ・ピーター」 と呼んだら怒るでしょうか… ． 何か重い十字架を背負ったものか，漫画が原作か，はたまたTVの延長か． 映画本来の持つ娯楽性を純粋に全うする作品という大前提… [&#8230;]]]></description>
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		<title>15夜通信 / つるんでいこうぜ</title>
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		<pubDate>Thu, 24 Aug 2006 08:14:17 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[ショーン・ペン / ニコラス・ケイジ 主演 原題 「Racing with the Moon」 邦題 「月を追いかけて」 1984 日本未公開 アメリカ / 109min カラー / Ａビスタ まず感じる，そのしっとりとした柔らかい空気と何気ないけど心に残る風景… ． この心地よさはどこかで覚えがと思えば，シナリオは「 恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ 」のスティーヴ・クローヴス， 音楽はデイヴ・グルーシンというシドニー・ポラックのファミリー… ，なるほどそういうことですか． 人には，それぞれ原風景というようなものがあると思いますが，そこに触れると，人は気持ちのひだに強い波動を感じます． この波動の正体は，音や色，匂いといった極めて原始的なものだったりしますね． この映画には，小生の原風景の一つがあります． どこか人をぞんざいにしたり，人の気持ちを傷つけている時がある小生． その反動で，映画という人の気持ちの渦みたいなものに， 強い反応を示すのでしょう．自己弁護みたいなものです… ． この５，６年で小生の人生は激変しました． その中で一番の変化は，人と人の関わりあいが永遠でないことを，遅まきながら知ったことでしょうか． この映画の舞台は出征間近の若者が暮らす，アメリカの片田舎です． 終始，若者の勢いや足りなさを優しい視線で包む この映画の背景には，これから出て行く，しかも行ったら帰って来れないかもしれない不確かな未来が横たわっています． その漠然とした不安や苛立ちを，とても自然な芝居で魅せるショーン・ペンとニコラス・ケイジ． この二人を見ていると，人生に本当に必要なものは勝ち負けではないのだと思えます． また，こういう仲間を持つことの幸せをかみ締めずにはいられませんな． 最初のボーリング場のバイトシーンで，この二人が気の置けない付き合いだとわかります． そして，S.ペン演じるヘンリーが， 一目惚れしたE.マクガヴァン演じるキャディと初めて会話を交わすバーのシーンで，横にいるN.ケイジ演じるニッキーの ニヤついた顔を見る度に，小生は友人たちの顔が浮かびます．そして，無性に会いたくなってくる…． そして，ヘンリーのキャディに対するアタックシーンのひとつひとつが，とても清々しく，こちらまで応援したくなりますよ！ こうした積み重ねていくプロセスを大切にしているところがこの映画の気品で，何でも一足飛びに行くスピードに価値を見出す 現代と対照的なところです． しかしこの映画では，そのプロセスさえ許されぬ彼らの未来に，ある種の切なさを覚えるのでしょう． 十分な時間と金銭的な豊かさを構築した現在の若者の恋愛の中にも，このようなゆるりとした，流れを大切にするプロセスが あるものかなと想いを巡らせます… あってほしいですね． この映画の役者たちは，心の中と表面に出ている部分とを巧みに描きわけて，つまりそれは私たちが日常的にしている 「芝居」をそのまま体現しているところに，高度な解釈を感じます． 当時24才だったS.ペンは設定17才の役で，同学年という設定のN.ケイジ20才よりも若く見えますね． E.マクガヴァンも，一目惚れの対象に足りうる，しかし好きな人のためなら悪事も辞さぬ情熱的な，人間の多面性を涼やかに 演じています． こうしたシナリオとそれを解する演出と役者に感服ですが，この見終わった後の清々しさと切なさは， 今の日本映画に絶滅しかけているジャンルだと思います． 日本では戦争を題材にする時に，その悲しさや歴史的解釈が先行してしまい，ほら泣けーという類が多いですね． もっと映像表現には，詩的で艶のある解釈の方が合っていると思うのですが，なかなかそうした出会いは少ない． ホラーなんかでも，明らかにそれとわかる音楽だったり，芝居だったり，また少し暗めの撮影だったりとそのままやんか という感じですもの． 「エクソシスト」を見ると，撮影や芝居そのものをもっとノーマルで，普通のドラマを撮っているのと 同じルックで掴んでいます． 叱れている時にも頭のどこかで「 早く終わんないかな 」と思いつつ，顔は神妙な顔つきで聞いていたり，偉い人の話をしたり顔で 聞きながら「トイレにいきたい…」と我慢してたりするのが人間です． そういう人間に対する丸みのある解釈が著しく欠如して， 頭と顔の表情がイコールな芝居ばかりが横行している今日この頃… ． 今回書くにあたって，改めて解釈しようとしましたが，本当に難儀しました． というか，まだ文字で結論できぬところで書きなぐっています． そして何度となく書き直しつつ，やっとの思いでここまできました．小生の人生でも余りなかったことなので，この事実に狼狽します． それは，未完成なものを見せる羞恥と見せかけの自尊心の狭間に，自分の身の置き場に窮したからですな… ． とにかくこの映画の面白さを伝えたい，良さをわかってほしい，そう思って言葉を連ねるほどに，当初の自分の内に感じたものから どんどん遠ざかっていく． そして，近づけば近づくほど，自分の足りなさを文字面で露呈しなければならないことに気づきました． ですから，書き始めた時と今とでは想像もつかないような文章になっていますが，そのたどり着いた小生の拙い表現として 「原風景」に落ち着いたところです． 根源的であるがゆえ，装飾の類をすればするほど，違うものなるのだと思うに至りました． おそらくこの解釈ができるには，自分がしてもらった，つまり心配をかけたり，かけられたり，また体制にかかわらず， 諦めずに寄り添ってくれる仲間や腐れ縁の有無にかかっているのでしょう． 小生にはそうした仲間がいます． だからいつか必ず，この作品の明快な解釈にたどり着けると確信しています． 親以外にどれだけそうした人がまわりにいるかを自覚することが人生の大事だとすれば， それがこの映画の解釈なのだと思います． ・蟻銀さんブログ ショーン・ペン出演の作品が，きれいに紹介されていますよ！ ・How About Nicolas Cage? いやぁこういうサイトがあることに感動！ ・あいりのCinema cafe 書くときにこの作品と迷いました！とても素敵な映画です]]></description>
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		<title>15夜通信 / バーリーの背中</title>
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		<pubDate>Tue, 08 Aug 2006 05:13:08 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[ショーン・コネリー主演 原題 「The Russia House」 邦題 「 ロシア・ハウス 」 1991.5 日本公開 アメリカ / 123min カラー / シネスコ ガキにはわかるまい… ，そう言われたように感じました． 酸いも甘いも噛み分けた大人にあるラブーストーリーとは，またかくも深く，やさしさに満ちたものなのか… ． 巷に溢れるドロドロな大人向けドラマへの処方箋とも言っていい，正統派だと小生は思います． 近頃，「チョイワル」などという言葉に惑わされている親父どもは座して見るべし！ まぁ，「真珠夫人」もジローラモさんも，それはそれで好きだけど… ． 原作やそのタイトルのイメージから，サスペンスやスパイものと思われがちですが，確かにそういう面はあるものの， これは大ラブストーリーです． ロシアやリスボンなど，当時も今もなかなか画面で見る機会の少ない美しい風景と老練ジェリー・ゴールドスミスの 切ないテーマ音楽． それと主演2人の本当に素晴らしい芝居にしばし酔いしれます． この作品に関して15屋では，小生はS・コネリーに，家人はM・ファイファーに感情移入しながら見ていますね． 冒頭のM・ファイファー演じるカーチャが，広場を縦に歩いてくるフカンの引き絵を見て，「何かを決意している女の顔だわ」と言えば， S・コネリー演じるバーリーがスライド写真で初めてカーチャを見た表情に，「運命を信じた男の顔だ 」と小生が切り返すという具合． カーチャという女性は，非常に危険なイデオロギーの末端に生きていて，しかもそれを自覚し，そしてかつて愛した人もそこにいました． しかし私生活では，二人のお子さんがいて伯父と4人で暮らす，いたって普通のシングル・マザーです． これほどの背景を持つ異国の女性を愛してしまった時に，あなたはどのような行動をとれるでしょうか？ この二人の心の動きを遠くから拝見させてもらい，小生の感じたものは，人の心のはかり知れない複雑さと， 愛とは如何にシンプルなものかという矛盾の同居でした． この矛盾こそが人であり，人生なのだと，オコチャマ日本人たる 小生には非常に高尚な禅問答のようです． しかもバーリーは最後まで，「愛している」とか「好きだ」の類の言葉を全く吐かないんです． その先の先を見て，最愛の人を守ろうとうする無償の愛をただただ小生は目で追うばかり． しかし確実に二人の心は，音もなく， 少しずつ寄り添っていくのがわかるし，それを大人の分別が否定しようとする葛藤も伝わってくるのです． 今の日本映画に徹底して欠落しているのは，おそらくこの部分なのかなと思ったりしています． 人は心と体を別々に機能させることができます． つまり顔では笑い，心では泣き… ，あるいは顔では落胆しつつ， 心では舌を出すという具合です． この多面性が人間の奥深さであり，また悲しみや寂しさを本当に知っている人ほど， この使い分けが巧みで，わからないものですよ． その矛盾の同居を，人は潜在的に理解していて， そこに己の心を重ね合わせた時に感動し，心に響くのではないでしょうか． 追体験ですね． 家人から聞いた話ですが，チェーホフが居酒屋で仲間と飲んでいた時に，ちょうど隣に，ある一人のひょうきんな人物が 盛り上げて楽しそうなテーブルがありました． 仲間の一人がチェーホフに，「 楽しそうな奴だな 」と言うと， 「 何を言ってる．彼は明日自ら命を絶つかもしれないほど苦しんでいるぞ」と戒めたということです． そして実際にそのひょうきんな人物は，チェーホフの言った通りになったそうです… ． 人とは本当にはかり知れないほどに強さと脆さが同居していることを，弱輩ですが，小生もここ5年ほどのところで 感じてきたところです． 今という時は永遠ではない． 一期一会とはどういうことなのか． そうしたところを越えて，生きること自体に価値を見出し，また人は決してひとりでは生きてはいけないものなのだと 感じるようになりました． 結婚という法的手段にこだわる必要はありませんが，関係性の中でしか人は自分を存在たらしめないのだとすれば， その伴侶が最愛の人の方がいいに決まっていますよね． 今，日本では婚期が遅く，またその気もない人や別のことに価値を代替している人々などもいるようですが， この映画を見ると，人の体温っていいよなと思わせてくれます． 何かに依存している間はなかなか縁に恵まれませんが，そこに気づきと少々の勇気があれば，それは必ず巡ってくるのだと… ， そしてそれに確信を感じた時は，掴んだら絶対離してはいけないのだと，そうこの映画は教えてくれている気がします． 最後に，全てを越えて小走りに桟橋へ急ぐバーリーの背中を見て，あなたはきっと誰かに会いたくなるでしょう． ・元副会長のCinema Days やはり大人ですよね！ 嬉しい感想です．]]></description>
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		<title>15夜通信 / リカさん</title>
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		<pubDate>Wed, 02 Aug 2006 20:08:29 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[男気]]></category>

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		<description><![CDATA[市川 崑 監督 「 悪 魔 の 手 毬 唄 」 1977.4.2 公開 東宝 / 144min カラー / ビスタ1:1.5 「 女たれがよい枡屋の娘… 」 ある日，これを口ずさむ我が子を目にした時，この状況を肯定するにはどうすればよいか，必死に考えました． 子どもの吸収力とは恐ろしい… ． 先日も書きましたが(「佐清」参照 )，小生は市川監督の作品では「女王蜂」が1番好きで，妻の封印が解けて以来 (「解釈が辻」参照 )，月に1度は横溝作品を借りてきます． ただし，血の表現に特長のあるこれらの上映時間は子どもが寝てから… ． どうしてだろうと妻と話していたら，DVDを入れっぱなしにしておいた折，メニュー画面だけをどうも見たらしい． そういえば，メニューの裏であの手毬唄が鳴っていた… ，不覚． 本作品の美意識には，今の邦画にもあったらなと感じる艶があります． この場合の艶とは，人間の描き方のことですね． 昨今，特に都心を歩いていると，必ず1度は舌打ちを耳にします． また妊婦さんが電車に乗ってきても，誰も気づきません． これは既に経験者である女性ほど顕著で，どうしてだろうと疑問なのですが，案外金髪の兄ちゃんあたりが 席を譲ったりするのを見かけます． 殺伐とした空気が世の中を支配していて，1つのミステイクも許されない，人間関係の軋む音が聞こえるよう… ． しかし，これにもう1つ奥があるのは，こうした現象を声高に叫び，正義をかざす人々のご意見もまた，言葉に刃を感じるということ． ミイラ取りがというところでしょうか． 何か言葉を発するよりも先ほどの金髪兄ちゃんの方が説得力がありますよ． 小林秀雄さんが何かの本で，言葉の不確実さを語っておられました． つまり，言葉とは口から出た途端，また文字にしたと同時に，もうその人の意図とは違う，外へ出てしまっていると． だからどんなに丁寧に，あるいはどんなに気遣いをしても，体から出たらもう違うものになっているというんですね． どう解釈されるかはコントロールできないし，けれどもその影響力は大きい… ，はてさてどうしたものかと． 小林先生が持て余しているというのに，小生などはどうしたらいいのでしょうか？ 一時期はこのことを結構深く考えたものです． しかしこれは，今の小生に答えの出る問答ではないという当然の結論に達し，日がな変わらず，「狩り好き，酒好き，女好きー 」 と覚えてしまった我が子と手毬唄をハモるしかありません． 若山富三郎さん演じる磯川と石坂さんの金田一が出会う場面ですが，おそらく今こういう芝居や演出が出来る人というのは 非常に稀なのだろうと感じます． 宿の部屋に入ってきたところの視線の交わし方や，新旧の世代を交差させる体の線の使い方． また，金田一が座布団を敷こうとするのを磯川警部はさりげなく制して自分で敷いて座るくだりは，本当に美しいと思います． ここでは，その交わすセリフよりも二人の動きそのものが，磯川と金田一の人間関係の深さを表現してしまっています． 小生の拙い推測ですが，小林さんはこうした人間の機微を本当の意味で理解なさっていたのだなぁと思います． ですから，あれほどの批評の大家にもかかわらず，言葉に対して謙虚だったのではないでしょうか． 「 されど 」も知っている分，「 たかが 」も知っているのでしょう． この作品は金田一作品で一二を争う，殺人の動機が理不尽な話なのですが，それをそうと感じさせないのは， 岸さん演じるリカさんへの磯川警部のただただ一途な想いです． これは「 ロシア・ハウス 」のショーン ・コネリーのようで本当にかっこいい． 月並みですが，惚れ惚れします． 「 それでも好きやった 」とリカさんが裏切った夫への想いを吐露す場面やラストの方で「 自首するつもりやったんやろ 」と 精一杯の愛情を示す，この2つの若山さんの芝居には思わず涙が出てきます． また結末を知って見ると，なるほどと感じるのが，磯川が宿に到着した折，北公次さん演じるこの宿の息子， 歌名雄との出会いの場面で，若山さんの目には愛情がこもっていることです． 最終的に映画ではこの歌名雄を磯川が引き取り，面倒をみることがセリフのやり取りで出てくるのですが，この映画を岸さん演じる リカさんと磯川警部の切ないラブストーリーと解釈すれば，得心のいく芝居です． もちろん，初めて見た時はそんなことはわかりませんし，ましてやこのシーンは引き絵なので，後付けと言われればそれまでですが， しかし良い映画，良い芝居に共通することは何回同じシーンを見ても違う発見があることだと認識しております． 当然，殺人は許される行為ではありませんが，それでも人間を描く視線としての温かさや懐の深さをこの作品， また昔の邦画には感じます． いつからそうでなくなったのかはわかりませんが，少なくとも本作品制作時点には，冒頭での 放庵と金田一のお風呂場面三味線インサートでお分かりいただけると思いますが，当時60を過ぎてなお冴えまくる市川演出 によって，人の想いと体温，そして女性の本当の美しさを体現する映画があったということです． 岸さんのもの腰ひとつ取っても，今現在の世の中に対して雄弁な何かがある，そんな気がします． 「 枡で量ってじょうごで飲んで… 」 もし今度鼻唄を聞いた時には，斯様に子どもへ弁解しようと思いますが… ，いかがでしょう？ ・ブタネコのトラウマ とにかく素晴らしいのひとことです！ ・Authentic=ホンモノ？ 広い展開を示したコメントに頷いてしまいますね！]]></description>
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